2025年 潜り納めのご挨拶:スローライフ20周年の感謝を込めて

皆さま、こんにちは。 昨日、無事に2025年の潜り納めを終えることができました。
今年は「スローライフ」にとって20周年という大きな節目の年。
多くのゲストの皆さまに支えられ、素晴らしい1年を完走できたことに、まずは心から感謝申し上げます。

今年の締めくくりに、ホームである万座の海を中心に、駆け抜けた1年のハイライトを振り返りたいと思います。

【万座の四季】変化する海と向き合った1年

今年の万座を振り返ると、例年以上に自然の力強さと、時にその厳しさを感じる1年でした。

  • 3月〜6月:ウミウシが多い時期

     春から初夏にかけては、今年もウミウシたちが賑わわせてくれました。 モウミウシ系も多かった♪


    特に今年はアミメウロコウミウシやハナビラウロコウミウシが多く見られました。


    春にたまに出るツノザヤウミウシも♪

     


    3月~5月位までにしか見ないアカテンイロウミウシ。でも毎年どこからともなく出てくるだよね~不思議。


    安定のコンペイトウウミウシ。 コンペイトウウミウシは通年います♪
    たまにコペポーダが付いている時があって、見つかると嬉しいのです(^^♪

    今年は老眼がかなり進んだので、小さいウミウシはまったく見えなくなってきました。

    たまに、ウミウシじゃなくて、ゴミを紹介してる時もあるので、
    小さいウミウシを見せる時はゲストさんに紹介する前にTG6の顕微鏡モードで撮影して、プレビューで確認してから見せるようにしてます(笑)


    今年久しぶりにであった、ミカドウミウシ! めっちゃ大きくて、しかも産卵中でした(^^♪

     


    ビシャモンエビ。 今年はずいぶん長い事お世話になったビシャモンエビだったけど、いなくなってしまった。
    また見れるといいな(^^♪


    そして春になるとたまに遭遇するツノダシノ群れ。
    狙うのは難しいけど、100匹を超える群れに出会う事もあるので見れた人は超ラッキーです(^^♪


    めっちゃ小さかったアオサハギの幼魚♪


    そして、アオサハギのカラーバリエーションまで一緒に登場してくれて、テンション上がったな~👍


    今年はドリームホールにたくさんのアオウミガメがいました。
    もともとカメが多い場所ではあるけど、今年は特にたくさんのカメが見れました(^^♪

    カメ遭遇率はほぼ100%だったんじゃないかな。


    動画は、クロスラインに暮らしているアオウミガメ。いつもの寝床に戻る所♪
    体験ダイビングの時やカメリクエストの時はこの子にずいぶんと助けられました(^^♪


    今年はアカオビサンゴアマダイのリクエストもあって、たまに深場にも行きましたが、


    ヒレがまったく開かないカグヤヒメハゼ(ピンクダートゴビー)

深いのはたまにで良いな~(笑)

  • 6月〜7月:幼魚のシーズン&サンゴの産卵と「直視」した現実

    昨年の大規模な白化現象を経て迎えた今年の産卵。
    予想より1週間も早く産卵が始まり、思うように観察できないもどかしさがありました。


    浅場のサンゴは8〜9割が失われてしまいましたが、水深10mを過ぎると力強く残っているサンゴもあります。

     


    ※白化前の2023年のサンゴ。比べると本当に少なくなったのがわかりますね😢 2枚の写真は同じ場所です。

    元の姿に戻るには5年、10年とかかるかもしれませんが、自然の力を信じて見守っていこうと思います。

  • 8月〜10月:ベストシーズンの「カエルアンコウ祭り」

    今年はカエルアンコウの幼魚がたくさん見れました♪


    夏から秋は、万座が最も穏やかで美しい季節。今年はとにかく「カエルアンコウ祭り」!
    幼魚やレアなヘアリーフロッグフィッシュなど、人気者にたくさん出会えました。


    そして今年はコンゴウフグの幼魚とカエルアンコウの幼魚が一緒にいるという・・・贅沢なコラボも♪


    また、ナカモトイロワケハゼにも本当にお世話になった1年でした。


    タイミングよく、1本目にハッチアウト見れたときもありました👀


    来年もまた色々考えているので楽しめると良いな(^^♪


    水中は透明度20mオーバーで夏の万座は最高の季節です♪


    ドリームホールも定番だけど、やっぱり良いぽいとですね(^^♪


    古宇利島のエモンズ号にもたまに遠征で潜りに行きました。
    ここも、外洋にポイントがあるので、夏の穏やかな季節がおすすめです。

  • 11月〜12月:異変と恵みの冬

    今年は水温の低下が遅く、12月でも例年より2度ほど高い状態が続きました。
    幸い、台風の直撃がなかったものの高水温による白化も免れ、ひと安心。 万座が北風で潜れない日は、北部のゴリラチョップへ。


    今年はミジュンやガチュンの群れが長く居着いてくれ、ワイドもマクロも楽しめる「スーパービーチ」として盛り上がりました。

 


そしてたまたま行った、北部のビーチで出会ったホムラハゼ。ハゼ好きのお客さんとマンツーマンの時に出たので
二人で夢中になって撮影したのが良い思い出です(^^♪


今年はとうとう和名がついた、「コダマタツ」ピグミーシーホース。

比較的安定して見れた年でした。
しばらく付かなくなってしまったヤギがあったけど
今年は帰ってきてくれたのも嬉しかったですね(^^♪


黄色のイバラタツ。 今年は他にもたくさんイバラタツが見れました♪

 

まだまだ2025年の万座ハイライトたくさんありますが、長くなりすぎるのでこの辺で(^^♪
振り返ってみると、万座の海って楽しいな~

 

 


【ツアーの思い出】20周年の感謝を込めて各地へ

今年は20周年ということもあり、国内・海外ツアーも充実していました!

  • 1月:モルディブツアーから始まり、

    ナイトマンタ♪


    ヤス。初のジンベエザメ(笑)

  • 7月:与論ツアー

    抜群の透明度の中で念願のニラミハナダイに感動!夜のご飯タイムも、
    ちょっとしたトラブル含め(笑)最高に楽しい時間でした。

  • 11月:柏島ツアー

    圧倒的存在感。 ボロカサゴ


    クマドリカエルアンコウ

    初めての柏島でしたが、生物の多さと先輩ガイドさんたちの凄腕っぷりに圧倒されっぱなし。
    2日間では全然足りないほど濃密な時間でした。

  • 12月:遊びで訪れた奄美

    ハナゴイの産卵。 卵写ってないと思ってたら、奄美のちょっくんが気づいてくれて写ってた♪
    プライベートでも海の魅力を再確認した旅となりました。


「もみほぐし」5周年と、冬の充電期間

ダイビングだけでなく、マナミが担当する「もみほぐし」も5周年を迎えました。


日々勉強と経験を積み重ねている彼女のおかげで、リピーター様も増え、
私自身も体をメンテナンスしてもらうことでこの激動のシーズンを乗り切ることができました。

ダイビングは休業期間に入りますが、
もみほぐしは営業していますので、是非ご利用ください(^^)/

【冬季休業のお知らせ】

スローライフは本日より、3月1日の営業再開まで冬季休業に入ります。

この休み期間中、さらにパワーアップして皆さまをお迎えできるよう、事務作業やメンテナンスを粛々とこなしていく予定です。

「忘れられないように(笑)」、冬の仕事の様子も時々ブログにアップしますので、ぜひチェックしてくださいね。


2025年、たくさんのゲスト様、そして何度も足を運んでくださるリピーターの皆さまと最高の時間を共有できたこと、20周年をお祝いしてもらったこと。
本当に幸せでした。

今年もあと1日。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

2026年、また沖縄の海でお会いしましょう!

スローライフ 代表 木戸泰成&真奈美


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